みなさん、こんにちは。VITA CAFEの栄養士・うっすぃーです。
2月に始まった脂肪買取キャンペーンも残り1ヶ月を切りました。
今回はその応援も込めて、栄養に関する新たな視点、「時間栄養学」をご紹介します。
定期的に運動をしていてもなかなか効果の出にくい方、
食べるものに気を遣っていてもあまり変化が見られない方、必見です。
大切なのは、「何を」食べるかより、「いつ」食べるかです。
- 体内時計とは
近年注目されている体のメカニズムです。
1日が24時間であるように、体内にも時計のような仕組みが存在し、
脳にある主時計が正しい時間を刻み、
あらゆる臓器の細胞にある末梢時計に指令を送っています。
体内時計が目覚めや睡眠、体温、ホルモン、消化・吸収など
様々なコントロールをすることで、1日の体のリズムを作っています。
- 毎日リセットが必要
人間の体内時計は24時間よりも若干長く、
放っておくと後ろにずれていき体に悪影響を及ぼします。
そのため、毎日24時間ごとにリセットをする必要があります。
ポイントは「太陽の光」と「朝食」。
朝起きて、太陽の光を目に取り込むことで、
脳にある主時計がリセットされます。
そして、それから2時間以内に朝食を食べることで、
消化器系の末梢時計がリセットされます。
朝食には、糖質(ごはん、パンなどの主食)と
たんぱく質(卵、肉、魚、豆製品など)が必要です。
- 太りやすさも食べる時間による
全身の細胞に存在するたんぱく質の一種に
「BMAL1(ビーマルワン)」という時計遺伝子があります。
これは脂肪合成を促進する遺伝子で、22時〜2時に多くなります。
つまり夜遅い食事は脂肪を溜め込みやすくなるということ。
夕食は20時頃までに終えるのが理想ですが、
遅くなる場合、18時頃に先におにぎりなどの糖質をとり、
帰宅後に野菜やたんぱく質をとる分食がおすすめです。
また、BMAL1が最も少ない時間帯は15時頃です。
脂肪として蓄えられにくい時間ですが、
食べても太らないわけではないので、適量を守って楽しみましょう。
時間栄養学入門編として、体内時計を意識した食事をご紹介しました。
これに基づく実践方法にはより細かい内容がありますが、
まずは時間を味方につけて健康的な体を目指しましょう。
メルマガ:5月7日号